水に溶かすと炭酸水になるタブレット:パンチコーラには、先輩が存在しました
2015/11/25
ジューセット
パンチコーラは、もともと「ジューセット」という発泡錠のシリーズものとして発売されました。本家の「ジューセット」の方は、パンチコーラより3年前の昭和38年に発売されましたが、2003年〜2004年頃に製造を中止し、現在では発売されておりません。
かつては大塚製薬の「シーマックス1000」という、ビタミンCが1000mg入った商品が4錠300円(だったかな?)で発売されていましたが、現在では、あるのかな?
日本では、このような水に溶かすと炭酸水になる発泡ダブレットは、あまり人気がないようです。
最も有名なのは、「アルカセルツァ」というアスピリンの頭痛薬です。こちらは、日本でもかなり昔から発売されています。
海外では、写真のような乾燥剤入りボトルに入った健康食品・サプリメントとして需要が多いようで、effervescent tablet でググれば、それこそ大量に画像が出てきます。
近年では、韓国でちょっとしたブームになっているようです。
ジューセット・パンチコーラなど当社のシリーズは、子供菓子として低価格で売るために、シーマックスや海外製品のように乾燥剤を入れることなく、アルミの軟包材で包装しています。 そのため、これらの商品と比べて、発泡力で劣ります。 ただ単に炭酸成分を配合しただけでは、錠剤に含まれる酸と重曹が反応してしまうため、ちょっとした工夫と様々な混ぜ物が加えてあるからです。 そこで、水に溶かさずにそのまま食べるスタイルにも適ったのかもしれません。
で、当初、オレンジ味グレープ味から始まった発泡錠も、現在では、コーラ味、サイダー味になってしまいました。子供菓子では、なぜかコーラ味・サイダー味は根強い人気があり、たいていの商品で、味のラインナップに入っています。