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松山製菓:番外編 (会社のうらばなしと名古屋の駄菓子に関するあれこれ・昭和時代の生活の備忘録)

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生いきビールは「いきいきビール」ではなく「なまいきビール」と呼びます

      2015/11/23

生いきビール

生いきビール

パンチコーラは、お得意先の問屋さんの依頼がキッカケで製造を始めた、と以前書きましたが、「生いきビール」についても、やはり問屋さんの提案がヒントとなりました。 パーティグッズの商品で、錠剤を水に溶かすと、見た目はビール・コーラでも、味がとっても苦くてマズい、ジョークビール/ジョークコーラという海外製品がありました。 「松山さんなら作れるでしょ」と言われて作り始めたのが、商品開発のキッカケです。 海外のジョークビールは、水に溶かしてもお世辞にも見た目がビールに似てるとはいえず、中途半端な出来映えでしたので、どうせならもっとちゃんとしたものを作ろうと、頑張りました。

パンチコーラやジューセットでは、アワが極力表面に出来ないように作りましたが、こちらは反対です。ふつう、粉末飲料や固形飲料では、液体に色をつけるために色素を添加しますが、ただの配合では、色素がアワにまで着色してしまうため、液体をコハク色にしながら、白いアワを作るという点に大変こだわりました。

この商品は、じつは開発から発売までに一回頓挫しています。開発当時、子どもさん向けに、メロンソーダの味付けをしていました。ちょうどその頃、多分2003年頃、日本テレビから、嵐主演のC(クレーム)の嵐!のコーナー「マーケの嵐」に出演依頼があり、商品のブラインドテストのような収録で東京へ行きました。そこでの子供達の試飲の結果が総じて「泡があって飲みにくい」というものだったため、一旦発売を断念したのでした。

その後、関西発で「こどもびぃる」のブームがやってきました。 この機とばかりに、慌てて味付けを修正し、発売までもって行きました。本物のビール業界の方では麦芽使用率とかで「ビール」という表現について、厳格なシバリがありますし、先んじて発売されていた粉末商品は、こども向けのパッケージングをしていたので、このパッケージでは、優良誤認(景品表示法違反の不当表示)に当たらないか心配もしました。管轄の行政に確認したところ、「誰もこれ、本物のビールと思わないでしょ」と、問題なしとのこととなり、一応、パッケージ表面に「ノンアルコール 酔えません」のキャッチを足して、発売した次第です。 発売からかれこれ10年ほどになりますが、おかげさまで、そこそこ売れています。

悪ノリして、カートンごと本物風の商品も企画しましたが、こちらの方はイマイチでした。dcp1929

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