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松山製菓:番外編 (会社のうらばなしと名古屋の駄菓子に関するあれこれ・昭和時代の生活の備忘録)

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かつては名古屋のお菓子のメッカだった明道町・新道界隈

   

駄菓子王国名古屋でもお菓子問屋が集積している地区が、明道町・新道界隈です。 ちょうど、名古屋駅から北東(徒歩15分程度)になります。 この地区をはじめとして花の木あたりまで、名古屋城の西側地区にお菓子関係が多いことの由来については、いろいろ言われています。 曰く、明治期にこの地区に住むお侍さんが駄菓子づくりに転業するのが多かった、とか。 名鉄名古屋本線が名駅に乗り入れる前は、浄心駅が終点だったため、堀川(水運)もあり、このあたりが物流の要所であった、とか。

たしかに、昭和期に名古屋市内に市電が縦横に走っていた頃のほうが、いまよりもかえって交通の便が良かったのには違いないです。 歩くには、名駅からやや遠く、かといって雨の日に名駅でタクシーに乗るのは気がひけるほどの距離であるし。。

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この地区には、中央菓子卸売市場、中京菓子卸売市場(火災で消失)をはじめ、多くの菓子問屋が集まっていて、小売店の人たちが訪れて、菓子を仕入れていくところでした。  現在でも、一般の方にも販売しているお店や「嫁入り菓子」などの袋詰菓子を扱っている問屋さんは残っています。 たつや・桜井商店といった 一般向けに販売しているお店は、休日にも営業しています。 また、お菓子と玩具はなぜか近縁であるため、玩具問屋さんも多く、一般の玩具全般から、風船などのゴム製品、プラモやモデルガン、お人形や花火、クリスマスオーナメントなど、菓子玩具の周縁の関係の卸店が数多く有ります。

名古屋の菓子問屋の雄=種清 も、フーセンガムの丸川製菓も新道にありますし、春日井製菓も本社は花の木です。アメハマ製菓(いまは移転)や春日井製菓の先代の大きなお屋敷もあります。

まぁでも、かつての賑わいと比べるとすっかり寂しくなってしまい、卸市場の中のお店も歯抜け状態だし、全体では菓子問屋よりも玩具問屋のほうが多いくらいかな?

いちばん元気なのは、菓子食品の包材を扱っているサトーイクやシモジマのような包装用品のお店、という現状です。

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